旧小平小川郵便局舎

旧小平小川郵便局舎局舎は、明治41年(1908年)建築の和風建築で、わが国に現存する郵便局舎の中でも、古いものの一つです。当初は集配業務を行い、また昭和初期からは電話交換業務も行っていました。和風平屋建、赤茶色の屋根、窓口は鉄格子、屋根の2か所に〒マークがあります。明治末期から大正期にかけての郵便局の様子を知ることができる貴重な建物です。
昭和58年1月まで地域住民に親しく利用されていました。

市指定有形文化財第1号(昭和58年3月31日指定)、木造平屋建、鉄板平茅葺入母屋造り、延床面積:128.88㎡、明治41年11月15日竣工、旧所在地:小平市小川町1丁目2072番地、解体工事:平成2年7月3日~。

旧神山家住宅主屋

旧神山家住宅主屋この建物は江戸時代後期と推定される時期に、小金井から「廻り田新田」に移築されたものです。その際、間取りが広間型から喰違い四ツ間型に変更されました。したがって、江戸時代中期における武蔵野新田農家の特徴をとどめ、また後期にかけての移り変わりもよく示している建物です。

市指定有形文化財第8号(平成4年3月27日指定)、延床面積:127.85㎡、旧所在地:回田町129番地、解体工事:昭和54年2月~4月。

旧鈴木家住宅穀櫃(こくびつ)

旧鈴木家住宅米櫃この穀櫃は、当初花小金井の秋山家にあったものを大沼町の鈴木家が譲り受けたものです。
大地主として財力のあった秋山家が、明治維新の動乱期に備えて建てたものと考えられ、江戸時代後期に、近郊各村に造られた稗倉の形式を伝える貴重なものです。

市指定有形文化財第9号(平成4年3月27日指定)、木造平屋建茅葺寄棟造り、延床面積:14.87㎡、旧所在地:大沼町2丁目874番地、解体工事:昭和54年12月10日~22日。

旧小川家住宅玄関棟

旧小川家住宅玄関棟この建物は、旧小川村及び小川新田村の開発事業の中心的役割を果たしてきた、名主の小川家に代々継承されてきたものです。
創建時の棟札によって、この建物が文化2年(1805年)3月13日着工、同年5月25日に完成したことが明らかになりました。この玄関は主屋とは別棟として建てられ、主屋と廊下で接続していました。一般の名主宅に見られる形式とは異なり、小川家の格式の高さと江戸時代における当家の実力を示しています。

市指定有形文化財第10号(平成5年3月1日指定)、木造平屋建茅葺入母屋造り、延床面積:36.99㎡、旧所在地:小川町1丁目2370番地。

開拓当初の復元住居

開拓当初の復元住居この建物は、江戸時代初期の小平開拓当初の農民住居を復元したものです。
小平の開発にあたって、開発名主であった小川家に残る小川家文書(東京都指定有形文化財)によると、「間口を広く、奥行きを狭く建て、建方は丸太の柱を掘立にし、藁または茅麦藁(かやむぎわら)等で屋根を葺き、細竹を編んだ床、あるいは籾殻(もみがら)、藁屑(わらくず)等を敷きその上に莚(むしろ)を敷く。木材は、桁・梁は松、柱は栗材を使用。外壁は茅、麦藁で囲ったもの」と記されています。
この住居は二人用の住宅で、間口三間半、奥行二間の上屋の外側に、三尺の下屋(げや)がつくものです。古文書に従い古い工法や、かつて使われていたものと同じ材料(材種)を使用して復元したもので、当時の生活がうかがえる建物です。

木造平屋建茅葺寄棟造り、葦壁、延床面積:43.66㎡。
復元工事:平成3年5月~4年3月。

水車

水車明暦2年(1656年)小川村が開かれると、玉川上水から樋口一尺四方の分水をうけ、村の入り口で青梅街道の南と北の水路に分かれ、村の飲料水として利用されていました。享保年間以降に小川新田・大沼田新田が開かれると、その末流が村々の飲料水になりました。この分水には水車が盛んに仕掛けられるになりましたが、そのほとんどは自家用ではなく商売用として脱穀・製粉するためのもので、「上水記」によれば、天明8年(1788年)の調べで、玉川上水の分水にかかる水車は33か所にものぼりました。

木造平屋建切妻杉皮葺、延床面積:9.93㎡、新築工事平成4年7月~11月、水輪直径272㎝、軸断面16角形(けやき材)、杵2本(クリ材)、搗臼(つきうす)容量一斗張り(花崗岩製)、挽臼(ひきうす)一組(花崗岩製)、寄せ歯歯車(カシ材)、胸掛水車落差80㎝、循環式で水量毎秒10ℓ。

消防小屋

消防小屋消防小屋には、昭和3年(1928年)製作の手動ポンプ車や、「小平村第十六部地利水利図」と書かれた現在の回田町域内の地図が展示してあります。また、消防小屋の横には火事等が発生したとき域内の人々に知らせるための消防設備である火の見櫓、半鐘、消防鐘打ち表示板を展示しています。これらは明治~昭和初期に製作されたもので、いずれも小平市内にあったものです。
木造平屋建、延床面積:22.8㎡、新築工事平成2年5月~3年3月。

管理棟

管理棟平成22年2月に小平市の観光案内拠点として改修しました。文化財のビデオ視聴やベーゴマ、けん玉、郷土かるた、古文書などのグッズや小平の特産品の販売をしています。小平の歴史がわかる資料もそろえていますので、どうぞお立ち寄りください。